トップページにもあるように、RADIXは「独自のルールを強く設定して、利用者を強く型に嵌めて設計通りのコーディングを強いるようなフレームワーク」へのある種のアンチテーゼとして自作したものです。
CSSのノーマライズも上書きが簡単であるように、またユーティリティクラスは別に無視して使わず独自のルールでコーディングしようと構わないように制作しています。
一応、私がコーディングをする際の手法として意識しているレイアウト組みの方法を RADIX レイアウトなんて名前をつけてみて、それに沿ったコーディングがしやすいようにしてあります。ですので、RADIX を 120% 利用しようと思ったらこの設計手法を勉強する必要があります。ですがそれは必然ではありません。なぜなら、RADIX レイアウトだけを勉強すればコーディングができるわけではなく、結局はユーザのCSS技術を強く要求してしまうからです。これは RADIX の弱みであり、逆にアンチテーゼの対象としたフレームワークたちにある強みであるでしょう。
RADIX は HTML, CSS, JS の技術が十分にあり、プレーンな状態からでも効率よくコーディングできる人の効率を更に高めることが目的であると言えるでしょう。既存のフレームワークを用いた開発に親しんでおり、それらの学習コストという壁をすでに超えている人の乗り換え先としては、全くおすすめできません。